不思議な世界観の絵本です。tupera tuperaの『パンダ銭湯』。
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子供が通っている児童館にあって読んだことがあったのですが、すっかり気に入って家用にも買ってしまいました。
パンダのヒミツがここにある!?
こちらが表紙です。
パンダの親子が主人公です。というか、パンダしかでてきません(笑)。
右がパンダのお父さん、左がパンダのお母さん、真ん中がパンダの子供です。
最初は動物園の飼育場らしきところからはじまるのですが、いきなりお父さんパンダが「銭湯いこうか」と言い出して、パンダ銭湯に場面が移ります。
着替えのシーンがシュール
パンダの親子が着替えるシーンが四コマ漫画みたいになっているのですが、黒い模様の部分をあたかも服のように脱ぎ始めます。
子供のパンダがゴロンと転がるのも、本当のパンダにありがちでかわいらしいですね。「おい、だいじょうぶか」と言うのはないと思いますが(笑)
衝撃的なシーン
次のシーンがさらに衝撃的です。「チャ!」とサングラスを外してしまいました。まさか、あの黒い斑模様がサングラスだったとは!
ここで出てくるパンダの素顔があまりかわいくないのもポイントだと思います(笑)かわいいと思っているのは、人間の思い込みといったところなのでしょうね。
懐かしさを感じる銭湯のコミュニケーション
絵本の中身を載せるのはここまでにしておきたいと思います。
ここから先に描かれるのは、銭湯での親子のコミュニケーションです。都会に銭湯はなくなってしまいましたから、たぶんこういう風だったんだろうなぁ、と若い人は思ってしまうでしょうね。
私も旅行にいったときくらいしか銭湯にはいかなかったので、そのときのことを思い出しながら読みました。
パンダが銭湯に入るという奇妙さはそのままに、懐かしい温かさを感じさせる銭湯でのやり取りが描かれます。
最後のシーンも秀逸!
tupera tuperaさんの作の絵本といえば、他に『しろくまのパンツ』があります。この絵本には最後のオチがありました。
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『しろくまのパンツ』ほど、はっきりとしたオチではありませんが、この絵本にもオチが用意されています。よーく見ないと見落としてしまいますが。
おいおい、お父さんと突っ込みたくなるはずです。
まとめ
『パンダ銭湯』は奇妙でありながらも、懐かしさを感じさせる大人でも楽しめる、じわじわとくる絵本です。
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